デンプンが人間の脳を大きく進化させた!?
人間の脳は特殊です。このように身体サイズに対して大きな脳をもつ動物は他にいません。
人間の脳が大きくなったきっかけは肉の摂取量の増加だという説がありますが、最近、肉以外の食物も貢献したようだという新しい仮説が発表されました。
炭水化物、特にでんぷんの摂取は、この数百万年の脳の尋常でない発達に重要だったというのです。
人間の先祖が火を使う能力を手にいれて、加熱調理ができるようになると、果物やナッツ類、種子からと同様に、そのままでは食べられない根菜、例えばイモ類からもデンプンを容易にたくさん摂取できるようになりました。
さらに同時期に、デンプンを糖に分解する唾液の消化酵素が増えていたのです。
これらによって、脳に多量の糖とエネルギーを供給できるようになりました。
これが人間の脳が大きくなった時期と一致するというのです。
新しい研究は考古学、人類学、遺伝的、生理学的、解剖学的データを組合せて、炭水化物の摂取が人間の脳の進化の鍵となったことを示しました。_≫ 続きを読む
8/12/2015
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